平井孝志先生講演録(2003・6・14) Vol.9
生きていることに誇りを持ち、
生きていることに感謝して生きる

■縁というものは本当に有難いもの

そういう縁によって作り上げられる自分を「業(ごう)」と言います。ですから「業が深い」というのはね、悪い奴と縁があるように仕組まれていく世の中に翻弄されること。私らも、うんとそういう世界と縁がありましてね、しょうもなく過ごしてきましたけど、そのために私は後悔したこともないし、ぼろかすに言うたこともないし、親を恨んだこともない。その縁を恨んだこともない。そうすると、そういう縁が自分自身を磨いてくれますから。
こういう縁というものは本当に有難いものやと。何でも有難いと思うて臨んでいたら、絶望の果てにあっても絶対に立ち上がってくる。私はそういう信念で生きています。

■地球にへばりついた価値観は捨てましょう
そういうときにいつでも思うことは、地球にへばりついた価値観は捨てましょうということです。地球にへばりついた価値観というのは、「あいつのほうが俺よりましやな」とか「わしよりあいつのほうが偉いええ目しとるやないか」という考え方です。これではいつまでたってもあきません。60億分の1で天上天下俺だけやと。「神さん聞いてまっか。わし殺したら地球は汚れまっせ!」って夜中にほんまにそう叫んできました。気違いですわな、考えてみたら。(笑)

■自分のために生きたらあきまへんで
昨今、少し遅まきですが、私はしみじみ思うことがあるんです。自分が唯我独尊の中で他者(ひと)のためにどう生きるかということを。自分のために生きたらあきまへんで。言うときますわ。年取ってきたら余計そうですわ。自分のために生きたかって、寂しい。
天上天下唯我独尊でそれぞれの特徴で生きている。その生きていることに誇りを持ち、生きていることに感謝するということをモットーにやっています。少なくとも、日々そうありたいと念じているんです。

人間は残念ながら自分の意識を通してしか、他者の意識を理解できない生物です。しかし、「宇宙意識」という価値をもてば、多くの心豊かな人たちと、卓抜な構想力を共通の進歩力(エネルギー)として共有できると信じます。その共有こそ、無(絶対位相)の働き場の力じゃないでしょうか。そこから、人類・地球・宇宙を救う“願力”を発射できます。
そう信じています。宮沢賢治のうたに人生・娑婆の理念がしめされていると思いますので、ご紹介して終わります。有難うございました。
『はらからよ、いざ諸共(もろとも)に輝きの、大曼荼羅(だいまんだら)(宇宙法則)を須弥(しゅみ)(この世)に刻まん』
*平井孝志氏×松の洗剤開発者、吉田又康氏対談集
「私たちはみんな宇宙のペット」エコブランチより発刊、好評発売中です。