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花粉症は、花粉を吸収することによりクシャミでたり、鼻水が止まらないなどの症状を呈するもので、その要因については完全には解明されていません。都市部で多発することから、粉塵や、金属微粉が関与するという説や、奇生虫の減少が一因とする説があります。
発症のメカニズムについて言えば、花粉症はアナフィラキシー反応であり、肥満細胞(マスト細胞)に抗原すなわち花粉とIgEがブリッジ状に結合し、炎症物質が
放出されるためと説明されます。花粉症の治療法としては、現在のところ医学的には抗
ヒスタミン剤の投与法、経口免疫寛容法の治療法が用いられていますが、決定的ではありません。また、一般的にはマスクをしたり、花粉を吸入しないような工夫をしたりする方法がとられますが、十分な成果は期待できません。また風邪の有効な予防法としては、外出を控え疲労を避けることですが、現代社会においてはこれは困難です。なお風邪はウイルスによって伝染するもので、一般のマスクでは微小なウイルスは難なく通過してしまい、予防にはなりません。
わさび伝説は、山葵に含まれるイソチオシアン酸アリルを主成分とする消臭、殺菌剤ですが、このイソチオシアン酸アリルに顕著な花粉症予防効果
および風邪予防効果があることが見い出されました。その作用としては
、次のようなメカニズムが考えられます。
まず花粉症ですが、花粉症はスギ、ブタクサ、ヨモギ、ヒノキ等によって引き起こされます。それらのアレルゲンタンパクとして順に、CryIc,BetvI,DacgI,AmbaI,HrtvI,などが固定されています(ヒノキについては固
定されていない)。イソチオシアン酸アリルは、活性なイソチオシアナート基を有し、各種の求核剤と反応しますが、これと花粉タンパクのN-末端アミノ基、C末端カルボキシル基
等とが反応することが考えられ、それにより、これらのアレルゲンタンパクの抗原決定基を別
のものに変え、花粉の抗原としての作用を消失させるものと考えられます。イソチオシアン酸アリルが花粉タンパクと反応した抗原決定基については、人類が長年にわたってわさびを食する習慣により経口免疫寛容となり、アレルゲンとしての作用はありません。従ってこれを、花粉に対するIgE抗体を有する患者の吸入空気中に揮発させれば、花粉と反応して花粉症を引き起こさなくなることが考えらます。次にイソチオシアン酸アリルは広い抗菌スペクトルを有していることが知られていますが、これはイソチオシアナート基がカビや細菌の呼吸系酸素の電子伝達に関与しているSH酸素に容易に結合し、細菌の呼吸阻害を引き起こすためと言われています。
同様の作用が風邪ウイルスにも働くと考えられ、従って、風邪予防にも効果を有することになします。現にわさび伝説を吸入した場合、風邪をひかなくなったという報告例が多くあります。
このように、わさび伝説は花粉症発症を予防したり、
ウイルスの呼吸酸素を阻害することにより、風邪を予防するというまさに逆発想に基
づくものであり、その作用物質はわさびという昔から用いられ食用されているものであるため、安全性は極めて高いものです。 |
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